日本医療機器学会は、産学連携による医療技術,機器の改良開発並びに医療安全の発展に寄与することにより、医学・医療の質の向上を目指し、人類の健康と福祉に貢献することを目的とする

大会長 挨拶

 
 
 
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第87回
日本医療機器学会大会
大会長   佐藤 直樹
(北海道大学病院 手術部診療教授)

大会テーマ
医療の現場に本学会は何をもたらすのか

第87回日本医療機器学会大会を来る2012年6月7日(木)、8日(金)、9日(土)の3日間、札幌コンベンションセンターで開催いたします。医療者と製造業者がともに参加するユニークな学会、かつては日本医科器械学会とよばれわが国の医療の発展とともに歩んできた歴史と伝統ある本学会を担当させていただくことを大変光栄に存ずる次第です。

 私の勤める大学病院の手術部は、看護師・臨床工学技士らをはじめ洗浄滅菌・清掃・SPDらの外部委託業者、また、麻酔科をはじめ外科系診療科の医師が頻繁に行き交う所です。事務部、材料部、医療安全管理や感染制御をはじめとした各部署との相互連絡、医学生・看護学生の教育実習の場でもあり、多くの職種が交錯しさまざまな業務が展開されています。これらのすべての目的は「患者さんへの最良の医療を実施する」ことに集約されることと思います。

 そこにメーカや卸業者も登場して最新の医療機器や器材が提供されています。医療機器の日々の試作・改良と、これらの取扱いや取り決め・規則などの学習も大切です。そこで、本学会のメインテーマを「医療の現場に本学会は何をもたらすのか」と致しました。本学会の当初の「人類の健康と福祉に貢献する」目的から逸脱することない学会活動を再度確認してみたいと思いました。

 一般演題は、医療機器・器材の開発・改良、標準化、洗浄や滅菌、感染管理、安全管理などの29項目を掲げました。ご応募卯を心からお待ちいたします。学会第1日目は、恒例となっていますマネジメントセミナーをおこぬ予定でおります。また本学会の主題は「MDICの今後の展望」、「製品識別技術の用途」、「感染症と滅菌」、「製品識別技術の意義と用途」、「感染症と滅菌」、「SUDs使用の取り決め」などの話し合いも継続いたします。

 日本版のさまざまなガイドラインが生まれる素地は十分に整っています。「現場の判断にゆだねる」式の中央の判断は、ややもすればファジーで現場に迷いを生じますので産・学・官が一体となって勉強する必要があります。一方、「診断器械が多種多様であるのに反し治療機器は少ない!?」、また、「デバイス・ラグがあって海外と互角に勝負できない!?」などの問題は解決の方向に向かっているのでしょうか。

 恒例のメディカルショーには、前回も好評の「医療機器の歴史」や「東北パビリオン」の展示をお願い致しました。“東北地方の匠の技”をみんなで支援して復興を願う展示会にしたいと思います。

 ちょうど日本麻酔学会と同じ会期になってしまいましたが、お出かけの足を札幌まで伸ばしていただければ幸いです。また、多くの施設で全身麻酔の手術はお休みとなりますので、これを機に看護師・臨床工学技士・滅菌技士の皆さんは、是非ともリフレッシュを兼ねてお越しくだされば幸いです。札幌での開催はなんと33年ぶり、北の大地は爽やかな季節ですから、多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

 

第87回日本医療機器学会大会     

大会長  佐藤 直樹       
(北海道大学病院 手術部 診療教授)