日本医療機器学会誌「医療機器学」最新号(10月号)のお知らせ
医療機器学92巻10月号は、「現状を把握してみんなでステップアップ」をテーマとした第98回日本医療機器学会の演題募集の公告から始まります。大会長である東京大学医学部附属病院手術部の深柄和彦教授のメッセージのように、現状を把握して未来を見据える素晴らしい会員の皆様からの発表・講演で、1923年に設立された日本医療機器学会の100周年にあたる今大会を盛りあげて参りましょう。また、第26回病院サプライカンファレンス、第20回医療機器安全対策研究会についても記載されています。
本誌の投稿については、圧電センサを用いた新しい循環動態モニタリング、敗血症におけるランジオロールを使用した腎代替療法データベースの構築、調剤室でのワゴンの開発、手術室にシングルユース気管支鏡を導入した現状とコスト削減の検討など、いずれも研究としての新奇性はもちろん、経営に対しても言及することで、医療機器学会会員の先生方の病院での存在感・地位向上に有益となる素晴らしい内容です。
特集はAI活用の最前線です。それぞれ看護業務可視化、画像診断、スマートベッドシステム、介護施設向け業務サービス、歩行トレーニングロボットなど、様々な業界、視点から第一線の先生方にご寄稿頂きました。
【日本医療機器学会誌「医療機器学」 Vol. 92, No.5, 2022 目次】
《研究速報》
■圧電センサを用いた新しい循環動態モニタリングの可能性に関する研究
西本 千尋・他 P519-P524
■敗血症におけるランジオロールを使用した腎代替療法データベースの構築
森 信洋・他 P525-P530
《考 案》
■調剤室において有用な安全かつ作業性に優れた折り畳み式ステンレス製ワゴンの開発
杉山 一覚・他 P531-P535
《特 集》
〈AI活用の最前線〉
■特集のねらい
小室 克夫 P536-P537
■AIによる看護業務可視化の効果と期待
坂本 祐二・他 P538-P544
■最新医療AIを支えるデジタルプラットフォーム「teamplay」
李 明河 P545-P550
■地域包括ケアシステムにAI/IoTの技術を導入
-パラマウントベッドの取り組み-
坂本 郁夫 P551-P556
■パナソニック介護業務支援PFとそれを活用した実践事例
山岡 勝 P557-P563
■運動負荷と記録で科学的なトレーニングを実現する
歩行トレーニングロボットとその実例
山田 和範 P564-P571
《報 告》
■手術室にシングルユース気管支鏡を導入した現状とコスト削減の検討
小野寺広希・他 572-P576
■AAMI eXchange 2022 参加報告(Part1)
長澤 智一 577-P587
《資 料》
■MDIC検定試験出題問題の正答と解説
P588-P589