理事長の遠足(6) 第33回機器と感染カンファレンス in 米子

最後の381系 特急やくも
帰路で見た大山(へたくそな写真で恐縮)

3月18日(土)、第33回機器と感染カンファレンスに参加するために米子市へ行ってきました。カンファレンスの会場は米子駅前の米子コンベンションセンター(ビッグシップ)です。

大阪から米子までの旅路は結構ハードです。高速バスで3時間半、または、JRで新大阪⇒岡山⇒米子も所要時間は同じくらい。さてどちらを取るか。バスで3時間半はおしりがしんどいかな。今回は悩んだ末にJRで行きました。春休み、かつ20日(月)に有休をとると4連休の初日ということで、新大阪駅の人出は完全にコロナ前です。ネット予約したチケットを券売機で受け取るのに長蛇の列に並ばねばならず、予約した列車に間に合うかはらはらしました。

岡山-米子間は、特急「やくも」。50年前に導入された381系という振り子電車が国内で唯一現役で走っています。近々に新型車両に切り替わるということで、沿線では多くの撮り鉄さんたちが、あちらこちらでシャッターを切っていました。桜を背景に素敵な写真が撮れたことでしょうね。

もう一つの写真は、大山です。行きは良い天気できれいに見えていたのにシャッターチャンスを逃しました。で、帰りに狙ったのですが、逆光なのと、やくもの窓が汚いのと、雲がかかっていてイマイチの写真です。

今回のカンファレンステーマは「米子の地で機器と感染を極める:洗浄から医療安全感染対策まで」です。第87回山陰インフェクションコントロールセミナーとの共催です。

世話人を引き受けていただきました、鳥取大学病院医療安全部の谷口先生、共催をしていただきました山陰インフェクションコントロールセミナーの皆さま、大変お世話になりました。

カンファレンスは、東京医科歯科大学病院材料部の久保田先生による「あらためて考えてみよう滅菌供給部門と医療安全」から始まりました。滅菌供給部門でどうしてヒューマンエラーが起こるのか、どうすれば防ぐことができるのか、みんなで改めて考える良い機会でした。その後、藤田さん(クリーンケミカル㈱)の「洗浄を極める」、神さん(ASP Japan合同会社)の「滅菌を極めるための第一歩・・・」にて前半は終了。
座長の谷口先生、足立師長さん、前田副師長さん、ご苦労様でした。

休憩を挟んで後半は、JCHO玉造病院感染管理認定看護師・感染管理室師長の石倉さんによる「病院機能評価の受審を踏まえて~搬送・保管から感染対策まで」と、深柄先生(東京大学病院手術部)の「医療現場における滅菌保証のための施設評価ツールを極める」です。

自己評価を行ったうえで外部評価に対してどのように備えるか、参加した皆さんの共通の興味であったと思いました。座長を担当いただきました山陰インフェクションコントロールセミナー代表世話人の米田さん、ご苦労様でした。

最後まで聴講していただいた山陰地方の皆様、ありがとうございました。
カンファレンス委員長の長瀬先生、毎回ありがとうございます。

次回の機器と感染カンファレンスは、7月22日(土)に新潟県新潟市で開催予定です。皆さんのご参加をお待ちしております。