理事長の遠足（5）　第26回病院サプライカンファレンスin 福岡

理事長の遠足（5）

第26回病院サプライカンファレンス　in 　福岡

太宰府天満宮の境内　右にあるのがご神木の飛梅　　　　令和ゆかりの坂本八幡宮

皆さま、お久しぶりです。前回予告をしていたのに、遠足の日記をつけるのをすっかり忘れていました。

11月5日（土）、第26回病院サプライカンファレンスに参加するために福岡市へ行ってきました。カンファレンスの会場は、地下鉄で博多駅から２つ目の中洲川端で乗り換え、さらに２つ目の馬出九大病院前にある、九州大学医学部百年記念講堂・大ホールです。使い勝手の良いきれいなホールです。いつもは首都圏で開催される本カンファレンスですが、今回はZoomを用いた配信があるため思い切って九州での開催です。
福岡空港は大阪の伊丹空港と同様に、市内のとても便利なところにあります。冒頭の写真は太宰府天満宮と坂本八幡宮です。太宰府駅は西鉄福岡駅から30分ほど。参道には、名物梅ヶ枝餅のお店がたくさん並んでいます。梅ヶ枝餅は思っていたよりも大きいお餅です。（しっかりした枝じゃないと支えられないよ。）坂本八幡宮は太宰府駅からバスで10分ほどの大宰府政庁跡から徒歩5分くらいです。昔々西暦730年のお正月に大宰府長官が開いた「梅花の宴」で詠まれた「梅花の歌三十二首」の序文の【初春令月、気淑風和】が令和のゆかりとされ、境内に歌を刻んだ石碑が設置されています。

カンファレンスの始まりは、「手術室と中材のコラボレーション～質の高い手術運営に向けて～」というパネルディスカッションです。それぞれのお立場から講演をいただいた山口師長さん（九州大学病院医療器材 サプライセンター）、金子師長さん（同 手術部）、辛島先生（同 手術部）ありがとうございます。
トピック講演として、旭・デュポンの川野さんが「新しい滅菌包装のシンボルマーク」のお話をしてくださいました。ピクトグラムは日本の得意分野です。このシンボルマークも試作段階でテストを行った時、日本の医療従事者が一番理解が早かったという逸話があります。まだまだ普及半ばですが、院内で見かけたらかわいがってやってください。
特別講演は、㈱オリエンタルランドセキュリティ部の滝吉さんによる「キャリアビジョン教育～挫折ばかりだった私が看護を続ける理由～」です。東京ディズニーランドでお客さんの安全を守っておられる看護師さんたちのチーフでいらっしゃいます。生きがいと夢を求めて数々の困難にもくじけずにキャリアを積まれてこられたお話に感動しました。

２つ目のパネルディスカッションは今流行の低温滅菌の話です。エチレンオキサイド滅菌は久保田先生（東京医科歯科大学病院）、過酸化水素ガス滅菌は小山さん（キヤノンメドテックサプライ㈱）、低温蒸気ホルムアルデヒド滅菌は栗原さん（㈱ウドノ医機）というメンバーです。皆さんお疲れさまでした。
カンファレンスを企画していただいた委員長の久保田先生、たいへんご苦労様でした。

今年の病院サプライカンファレンスは、11月3日（金・祝）に北海道札幌市で開催予定です。皆さん奮ってご参加ください。