理事長の遠足(3) 第32回機器と感染カンファレンス in 大分

 

第3回 
第32回機器と感染カンファレンス in 大分

 

8月20日(土)、第32回機器と感染カンファレンスに参加するために大分市へ行ってきました。カンファレンスの会場は大分駅前のコンパルホールです。

大阪から大分市までの旅路は、伊丹空港から大分空港まで飛行機で小一時間、そこからバスでもう1時間ちょっと。列車で来るなら新幹線で博多まで来て、そこからJR九州の「ソニック」で2時間です。大阪港からサンフラワーに乗船するという手もありますね。「弾丸フェリー」といって、朝ついて夜引き返せば往復で1万円だそうです。

大分県に来たのは3回目。最初は高校の修学旅行で別府に来た時なので45年前。次は学会で35年ほど前。どちらも結構昔ですな。

前日に大分に入ったので、45年ぶりに「別府地獄めぐり」に行ってきました。8月の猛暑の中の地獄めぐりはまさに地獄そのもの。7か所の地獄をめぐるツアーに参加したのですが、後半は意識朦朧です。不思議なことに、別府の地獄にはワニさんやピラニアさん達が住んでいました。

今回のカンファレンステーマは「手術室における関連機器の感染・安全対策」です。

世話人を引き受けていただきました、大分大学病院手術部の新宮先生と大分大学医学部麻酔科学講座の北野先生と教室員の皆様には大変お世話になりました。

カンファレンス前半は、大分大学病院手術部の新宮先生の司会のもと、熊本大学病院中央手術部/中央材料部の生田先生には材料部でのトラブルのお話、千船病院麻酔科/中央手術センターの水谷先生には洗浄滅菌の基本知識のお話、そして、大分岡病院臨床工学部の竹中技士には手術室における臨床工学技士の役割についてのお話をしていただきました。

休憩を挟んで後半は、機器と感染カンファレンス委員会委員長である岐阜大学病院手術部の長瀬先生の司会のもと、スリーエムイノベーション(株)の木村さんによる滅菌インジケータのお話と、私の滅菌保証のガイドライン2021の話です。

その後、講演者全員による総合ディスカッションです。最後まで聴講していただいた大分の皆様、本当にご苦労様でした。皆様の今後のご活躍に期待しています。

さて、カンファレンス終了は17時40分。もはや大阪に引き返す飛行機はないので、大分からちょっと足を延ばして、湯布院温泉を堪能して翌日帰阪しました。